約 122,508 件
https://w.atwiki.jp/takumisenpai/pages/16.html
第3話「ワスレナグサ」 翌日の朝、梨璃はついに夢結とシュッツエンゲルになった事がシュッツエンゲル誓約書で明らかになった。 夢結とシュッツエンゲルになった梨璃はこれから、幸せな時も、困難な時も、健やかな時も、病める時もお互いを尊重し、慈しみ、支えあうことを誓うだろう。 「ふぁぁぁぁぁぁーーー・・・・これで私、夢結様とシュッツエンゲルになれたんですね・・・・!」 梨璃は夢結とシュッツエンゲルの契約を交わしたことが嬉しくてたまらなかった。 「夢みたい・・・・嘘みたいです・・・・」 夢結とシュッツエンゲルの契約を交わした梨璃は、夢みたいだ、嘘みたいだと思っていた。 「早く私も夢結様と一緒に戦えるようにならなくちゃ!あっ、でも私初心者すぎて、何のレアスキル持ちかも分からないんですよ。あはは・・・・あっ!二水ちゃんは、鷹の目のスキルなんだそうです。高ーいところから物事を見渡せるって」 梨璃はお茶会をしながら夢結と話している。 早く梨璃も夢結と一緒に戦えるように頑張ることを願っており、梨璃は初心者過ぎており、何のレアスキル持ちかは分からず、夢結と話し中の際、微妙に笑った。 一方、二水は鷹の目のスキルであるそうだ。高いところから物事を見渡せるのが特技になっている。 「そうだ。夢結様は何のレアスキルを・・・・」 「ルナティックトランサー」 「えっ?」 「それが私のスキル・・・・いえ・・・・レアスキルなんてとても呼べない代物よ」 夢結のレアスキルはルナティックトランサーだ。ルナティックトランサーはレアスキルなんてとても呼べない代物だと夢結は語っている。 一方、楓は手持ちの双眼鏡でお茶会をしながら話している梨璃と夢結の様子を見ている。 「朝っぱらからお二人で、何をイチャついてなさいますの!」 「私にはどこかぎこちなく見えますけど」 楓は梨璃と夢結がお茶会をしながら話しているところをイチャついているように見えてしまった。 メモ帳でメモをしている二水には、梨璃と夢結がお茶会をしながら話しているところをどこかぎこちなく見えると思っている。 「ところでそのメモは?」 「お二人のことを、週刊リリィ新聞の連載記事にするんです」 「あなたもなかなか容赦ないですわね」 二水がメモ帳でメモしていたのは、梨璃と夢結のことを週刊リリィ新聞の連載記事に載せる事だった。 楓はなかなか容赦ないと思っていた。 「それ私も興味あるな」 「うぅっ・・・・!」 「あの夢結をたった2日で落とすなんてビックリだ」 「そりゃあ梨璃さんですもの。当然ですわ」 メモしている二水の左席に梅が現れ、梅を見た二水は鼻水が出てしまい、とっさにポケットティッシュで二水の鼻を塞いだ。 もし、梅を見た二水が何もしなかったら、鼻水が出ている二水の鼻から鼻血が出るという結末になっていただろう。 楓は梅と会話し、梅の名前を聞く。 「んであなたは?」 「私は吉村・Thi・梅。2年生だぞ」 「それは失礼しましたわ、梅様」 「ほんと・・・・あの夢結がな・・・・」 梅は楓と二水の前で自己紹介をし、楓は梅にお嬢様言葉でお詫びをした。 その後、梨璃たちは校内にあるバルコニーへ行き、海の向こうを見るとそこにはヒュージが海の中に潜んでおり、二水の目が突然赤く光り出した。 「ヒュージです!」 「あれが・・・・」 「噂の鷹の目ですわね」 「よく見ておきなさい」 二水の目が赤く光った現象はおそらく鷹の目スキルに違いない。鷹の目スキルは高いところや遠いところから物事を見渡せるのが特技となっており、二水は今、鷹の目で遠くにある海の中に潜んでいるヒュージを見渡している。 楓は夢結とお茶会をしながらヒュージ出現の様子を見ている。防衛軍のミサイル発射時の衝撃波で、机の上に置いてある紅茶を汲んでいるティーカップやクッキーを乗せている皿が小刻みに揺れ始めた。 「わっ!な・・・・何!?」 「防衛軍の前段攻撃です」 バルコニーでヒュージ出現の様子を見ていた梨璃は、防衛軍のミサイルが数発打ち上がっている様子を見て驚き、二水は防衛軍の前段攻撃だと分かった。 防衛軍のミサイルは海の中に潜んでいるヒュージに向けて数発着弾したが、ヒュージは複数の防衛軍のミサイル攻撃ではダメージを与えることはできない。 「だけど、防衛軍の装備では、ヒュージに有効な打撃を与えることはできないんです」 「気のせいか、こっちに向かってませんか?」 二水の言う通り、防衛軍のミサイルを含め、防衛軍の装備ではヒュージに有効な打撃を与えることはできないと語っている。 梨璃は気のせいか、ヒュージがこっちに向かっていないかと夢結に質問する。 「百合ヶ丘女学院は、リリィの養成機関であると同時に、ヒュージ迎撃の最前線よ」 「そ・・・・そうか!ヒュージの襲来をここに集中させて、周りの被害を抑えるんですね」 「そして、多くのリリィの集まるここは、ヒュージにとっても見逃せない場所に映るでしょうね」 夢結は百合ヶ丘女学院がリリィの養成機関であると同時に、ヒュージ迎撃の最前線だと答えた。梨璃はヒュージの襲来をここに集中させ、周りの被害を阻止していることを言い出し、多くのリリィの集まるこの場所は、ヒュージにとっても見逃せない場所に映るだろうと夢結は答えた。 一方、天葉は地面の足元に水色のパワー波を出し、パワーで空高くジャンプしてヒュージへ立ち向かった。 「遅れないでよ!みんな!」 天葉は他のリリィたちがヒュージへ立ち向かうのを遅れないように伝えた。 「新人相手にスパルタじゃありません?天葉様」 「そんなに意地悪されたら惚れちゃいますぅー」 「天葉様は私のだから・・・・!」 壱は天葉に新人相手にスパルタじゃないかと思い込み、亜羅椰は天葉や壱に対してからかう言葉を言ってしまう。 樟美は天葉をからかった亜羅椰に無駄口を叩いた。 「無駄口叩くな!ほら行くよ!」 樟美の隣にいる高校2年生の番匠谷依奈は、無駄口を叩いている樟美に注意をして行動をする。 「アールヴヘイムが、ヒュージにノインヴェルト戦術を仕掛けます!」 アールヴヘイムはヒュージにノインヴェルト戦術を仕掛け始めた。 リリィたち9人は、誰かがマギスフィアという光の球を出し、そのマギスフィアをリリィたち9人が持っているチャームでパスしながら打ち、そしてマギスフィアをヒュージに直撃してダメージを与えるというノインヴェルト戦術をしていた。 「わあっ・・・・な・・・・何!?」 「レギオン9人のパスでつないだマギスフィアを、ヒュージにたたき込んだんですわ。それがノインヴェルト戦術です」 梨璃は海の向こうから、大きな水飛沫が噴き出しているのを見て驚く。 楓はノインヴェルト戦術の事を梨璃や二水に聞いて語っていた。 梨璃たちはバルコニーから出て、別の練習室で梨璃は夢結とチャームの訓練を始めるところだった。 「構えなさい、梨璃さん」 「は・・・・はい!こうですか?あっ!」 夢結は梨璃にチャームを構えるよう指示をさせ、梨璃はチャームを構えたが、突然夢結が走り出して夢結のチャームに反撃され、梨璃のチャームが反撃を受けてしまい、梨璃は数秒間の間で動きが止まってしまう。 「ヒュージとは、通常の生物がマギによって怪物化したものよ。マギという超常の力に操られるヒュージには、同じマギを使うリリィだけが対抗できる。マギを宿さないチャームなど、それはただの刃物よ」 「は・・・・はい」 夢結は梨璃にヒュージの事について語る。ヒュージは普通の生物がマギによって怪物化したものであり、マギという超常の力に操られるヒュージには同じマギを使うリリィだけが対抗できる。夢結はマギを宿さないチャームなどはただの刃物だと思っている。 梨璃はヒュージの事について語った夢結に返事を返した。 「もっと集中なさい。そうすればチャームは重く、強靭になる」 夢結は梨璃にもっと集中するように指示をする。 梨璃のチャームが光り出し、梨璃は光り出したチャームで夢結のチャームを反撃しようとするが、反撃する前にまた夢結が梨璃に向かって走り出し、光り出したばかりの梨璃のチャームがまた夢結のチャームに反撃されてしまった。 「うぅっ・・・・くっ・・・・」 再び夢結のチャームに反撃された梨璃は、チャームが反撃を受けた影響でまた数秒間の間で動きが止まってしまう。 二水は梨璃の事を心配して「あぁっ・・・・」と呟いてしまう。 「素人相手に何てことを!」 楓は夢結が素人相手である梨璃に反撃を食らったところを見てしまい、楓まで梨璃の事を心配してしまった。 「もう少し粘ってみせなさい、梨璃さん」 「は・・・・はい」 夢結は梨璃にもう少し粘って見せるよう指示をさせ、梨璃はまた返事を返す。 梨璃は光り出したチャームで今度こそ夢結のチャームを反撃しようとするが、反撃する前にまたまた夢結が梨璃に向かって走り出し、またまた梨璃のチャームが夢結のチャームに反撃されてしまった。 「うわっ!く・・・・くぅ・・・・」 三度夢結のチャームに反撃された梨璃はまたまた数秒間の間、動きが止まってしまう。 夢結は反撃を食らっている梨璃に「軽いわね」と言った。 「随分と手荒いですこと。私にマゾっ気があればたまらないでしょうねー」 夢結の背後に楓がいることに気が付く、楓は夢結の背後に近づき、チャームの事について話をしていた。 「夢結様のお噂は存じておりますわ。レアスキル・ルナティックトランサーを武器に、数々のヒュージを屠ってきた百合ヶ丘屈指の使い手。トランス状態ではリリィ相手にも容赦しないとか」 「楓さんそれは・・・・」 二水は夢結と話をしていた楓に話をしようとするが、一言しか言えなかった。さっき数秒間、動きが止まった梨璃が動き出して喋った。 「いいんです・・・・私・・・・私・・・・みんなより遅れてるから・・・・やらなくちゃいけないんです・・・・だから・・・・続けさせてください・・・・!」 梨璃の顔が汗だくになっており、梨璃は他の人より遅れている事に気が付いて告白し、梨璃はやらなくちゃいけないんだと思い、練習を続けさせるように伝えた。 その夜、梨璃は楓や二水と共に天上ノ庭という大浴場へ行って、体にタオルを巻いたまま体を洗っていた。 「あいたたたた・・・・」 「おいたわしや梨璃さん。全身アザだらけですわ」 梨璃は夢結のチャームに反撃を食らった影響で全身アザだらけであり、触れば痛い。 「ほらここも、ここもー。あらこんなところまで!」 「そこは違いますぅー!」 楓は全身アザだらけになった梨璃の背中を洗っているが、間違って梨璃のアザを触ってしまい、梨璃は凄く痛がっていた。 「はぁ・・・・わたくしにはやっぱり解せませんわ。そこまでして夢結様にこだわることないんじゃありません?」 楓は体に白いバスタオルで巻いたまま、大浴場の外の細道で寝っ転がりながら、大浴場に浸かっている二水と話していた。 「楓さんだって最初は・・・・」 二水は水色のバスタオルを巻き、梨璃はピンクのバスタオルを巻いたまま大浴場に浸かっている、梨璃はこんなところで挫けていられない事を心に思っていた。 梨璃の心の声「こんなところで挫けていられないよ。だって私、夢結様のこと、まだ全然知らないから。」 楓が細道から起き上がると、梨璃と二水の同級生の亜羅椰と壱、そして樟美が大浴場へ入って来た。亜羅椰はお団子ヘアーで、体には薄紫色のバスタオルで巻いており、壱はお団子ヘアーに薄緑色のタオルを巻き、体には薄緑色のバスタオルで巻いており、樟美はお団子ヘアーで、体には楓と同じ白いバスタオルで巻いている。 「あなたが夢結様のシルトね」 「まさかホントにモノにしちゃうなんてね」 「おめでとう梨璃さん」 大浴場に浸かっている壱たち3人は、梨璃が夢結のシルトであることを知っていた。しかし、梨璃の隣にいる二水が壱たち3人に近づかれたせいか、鼻血が出そうになって二水の鼻を両手で押さえている。 「アールヴヘイムの皆さん!?」 二水は鼻を両手で押さえたまま喋り、壱たち3人がアールヴヘイムのみんなである事を知っていた。 「ちょうどいいですわ。教えていただけません?夢結様のこと」 楓は細道で足湯をしながら壱たち3人と話をし、夢結の事を教えていた。 「そう言っても、中等部は校舎違うしねー」 「でも、夢結様といったら・・・・」 「おっ、甲州撤退戦」 「甲州・・・・?」 「2年前、ヒュージの大攻勢に遭って、甲州の大部分が陥落した戦いのことですね」 壱たち3人は楓に夢結の事を教え、夢結は中等部の時は校舎が違っていた。しかし、夢結といったらやっぱり甲州撤退戦だ。 甲州撤退戦は2年前にヒュージの大攻勢に遭って、甲州の大部分が陥落した戦いのことであると二水は語っている。 「百合ヶ丘からも、いくつかのレギオンが参加したものの、大きな損害を出して、威勢を誇った先代のアールヴヘイムが分裂するきっかけにもなったんです」 甲州撤退戦について語っている二水は、百合ヶ丘からでも、幾つかのレギオンが参加したものの、突然大きな損害を出してしまい、威勢を誇った先代のアールヴヘイムが分裂するきっかけにもなったと語っている。 「先輩方に伺っても、この件には口が重くて・・・・」 「度胸あるわねあなたも」 二水は夢結を含む先輩に伺っても、この件については口が重いと思っており、壱は二水も度胸があると言われた。 細道で足湯をしていた楓は大浴場に入り、犬かきで泳ぎながら二水と話している梨璃たちに向かっている。 大浴場は大きなお風呂のことであり、大浴場で泳ぐのはプールじゃないし、大浴場は泳ぐための場所ではない。ちなみに、風呂は水温が高く、その中での激しい運動はいっぱい汗をかき、のぼせてしまったりする危険もあるし、マナー違反にもなっている。なお、大浴場でバタ足などで泳ぐと、水飛沫が他のお客さんにかかるなどで迷惑にもなり、他の人がいる時にはマナーを守る事が大切である。 「中等部の3年生だった夢結様も、特別に参加していたと・・・・」 当時、中等部の3年生だった夢結は、特別に参加していた事が二水の語りで明かされたかもしれない。 「なら知ってるでしょ。夢結様はそこで、ご自分のシュッツエンゲルを亡くしてるって」 「えっ・・・・?」 亜羅椰が言っている通り、夢結はそこで彼女のシュッツエンゲルをヒュージによって亡くしており、夢結のシュッツエンゲルを亡くしたことを聞いた梨璃は心配そうな顔をしていた・・・・。 そこで2年前。夢結は部屋でいつも当時の夢結のシュッツエンゲル・美鈴と2人で話をしている。 「新入生相手に手荒いな、夢結は」 「これが私です。仕方ありません」 「嫌われるのが怖くない?」 「別に・・・・かまいません・・・・」 夢結は新入生相手に手荒く、仕方ないと思っている。美鈴は新入生に嫌われるのが怖くないかどうか夢結に質問し、夢結は別に構わないと答えた。 「本当はあの新入生が怖いんじゃないか?怖いから遠ざけたい。受け入れる勇気がない」 「そんな・・・・私は・・・・」 美鈴は本当の夢結があの新入生が怖いんじゃないかと思い、新入生が怖いから遠ざけたい・・・・受け入れる勇気がないと疑惑に思っていた。 「ごめん・・・・見てごらんよ、あそこ。今年もソメイヨシノが咲いたようだ」 美鈴は夢結に疑惑に思って言ったことを謝り、窓から見える夜空の景色にある山奥の頂上に、ソメイヨシノが咲いている事に気が付き、夢結も窓から見える山奥の頂上にソメイヨシノが咲いている事に気付いた。 それから2年後の朝。夢結は別の練習室で梨璃とチャームの訓練をしており、梨璃はどうしても夢結のチャームに反撃されてしまっている。 「うぅっ・・・・くっ・・・・」 「訓練が始まってもう一週間です」 「こんなの訓練じゃありませんわ」 梨璃と夢結のチャームの訓練が始まってから丸1週間が過ぎており、楓はこんなの訓練じゃないと思っている。 夢結の心の声「私が梨璃を恐れている?まさか・・・・。」 夢結は梨璃のチャームを連続で反撃しているさなか、夢結が梨璃を恐れている事を疑惑に思ってしまう。 「うわあっ!」 「やった!やりました!夢結様・・・・」 「あっ・・・・!」 梨璃は夢結のチャームに反撃され、吹っ飛ばされて転がっている途中で立ち上がり、梨璃は嬉しがって夢結に報告しようとするが、夢結はまだ訓練中だった。 梨璃の心の声「マギを、集中!」 「おっ!」 梨璃のチャームが光り出し、梨璃はマギに集中させ、ついに光っている梨璃のチャームが夢結のチャームを反撃し、夢結は初めて梨璃のチャームに反撃され、ステップを崩してしまう。 「夢結様がステップを崩したとな!」 「ようやくマギが入りましたわね!」 梨璃と夢結のチャームの訓練を見ていたミリアムは、梨璃のチャームに反撃された夢結がステップを崩した事を一言言った。楓と二水はようやく梨璃のチャームにマギが入ったことを良かったと思っていた。 夢結のチャームが反撃を受けてしまい、夢結は数秒間の間で動きが止まっていた。 「今日はこのくらいに・・・・」 「あっ・・・・」 夢結はチャームの訓練を終えた途端にゴーン!という鐘の音が数回鳴り、チャームの訓練を終えた夢結は、梨璃に他の場所へ行くよう指示をする。 「行くわよ」 「はい!えっ?どこへ?」 「今日の当番には、私達も入っているでしょう」 「あっ、はい!」 「その前に・・・・」 梨璃は夢結にどこへ行くのか一言言い、夢結は今日の当番に夢結たちも入っていると伝え、梨璃は返事をする。 夢結の部屋に入った梨璃は、夢結に絡まっていた梨璃の髪の毛を取り除くなど、ヘアブラシでブラッシングをしている。 「うぅ・・・・あの・・・・こんなことをしている場合では・・・・」 「百合ヶ丘女学院のリリィたるもの。戦いの場に、こんな、乱れた格好で立っては示しがつかないわ」 夢結は梨璃の乱れた格好を直していた。ヒュージとの戦いの時に、梨璃が乱れた格好のまま立っては示しがつかない。 「うっ・・・・くっ・・・・苦しいです夢結様・・・・」 「私も、慣れなくて・・・・」 梨璃は夢結に制服のリボンを結んでいる際に若干息苦しくなった。 海岸付近へやって来た梨璃たちは、ここでヒュージが来るのを待っていた。 「上陸までは、まだ少し余裕がありそうですわね」 「あれ?楓さんも出動なの?」 楓は上陸まで、まだ少し余裕がありそうだと言っている。 「今回は、まだレギオンに所属していないフリーランスのリリィが集められていますわね。この時期にはよくある光景ですわ」 「じゃあ、二水ちゃんも?」 「あの方は、後方で見学ですわ。実戦経験ありませんもの」 楓はヒュージが来るのを待っている間に梨璃と話をしており、まだレギオンに所属していないフリーランスのリリィが集められており、この時期ではよくある光景だと楓は語っている。二水は後方で見学となり、まだ実戦経験はない。 「皆さん、頑張ってくださーい」 後方で見学している二水は、梨璃や夢結と楓にエールを送った。 「初陣は梨璃さんだけですわね」 「は・・・・はい!頑張ります・・・・」 「あなたもここまでよ」 初陣は梨璃だけであり、梨璃は楓に頑張ることを言うが、夢結に止められた。 「足手まといよ。ここで見ていなさい」 「夢結様・・・・」 夢結は足手まといになっていることに気が付き、梨璃たち3人はここで見るしかなかった。 「来いと言ったり、待てと言ったり」、楓は梨璃や夢結の前で独り言を言っていた。 夢結はヒュージが来るのを待つため、チャームを持ったまま1人で立っている。 「いつにも増して歪な形のヒュージですこと」 楓はいつにも増して歪な形のヒュージだと言われた。 ヒュージが空を飛び、夢結たちのところへ向かってきている。 「飛んだ!?」 楓は遠くからヒュージが空を飛んでいるのを目撃する。空飛ぶヒュージが夢結たちのところへ向かってきた。 夢結はチャームを構えて突然走り出し、彼女1人で空飛ぶヒュージと立ち向かって戦う。 夢結の心の声「このヒュージ・・・・レストアだわ。」 夢結は空飛ぶヒュージの上に乗り、この空飛ぶヒュージはレストアだと思っている。 「ふーん、レストアね」 「最近は出現率が上がっていると聞くの」 百由はバーチャルで出来た画面で、空飛ぶヒュージのデータを分析した結果、夢結の思った通り、空飛ぶヒュージはレストアであることが判明したのだ。 ミリアムは工廠科でありながら、チャームを持ったまま百由と話していた。 「うわっ!百由様・・・・とミリアムさん。どうしてここに?レストアって・・・・何ですか?」 梨璃は隣に工廠科に所属の百由と、チャームを持ったミリアムの2人がいるのを見て驚いた。 「工廠科とはいえ、私達もこう見えてリリィなの。結構戦えるのよー」 「今日は当番と違うがの」 梨璃は百由とミリアムにレストアの事について話していた。百由とミリアムの2人は工廠科とはいえ、百由とミリアムの2人もこう見えてリリィだ。結構戦える事はできる。 今日は当番が違うので、工廠科に所属の百由とミリアムの2人はここで見学することになっている。 「で、損傷を受けながらも生き残ったヒュージが、ネストに戻って修復された個体、それを私達はレストアード、レストアと呼んでるの」 百由はレストアの事について説明している。レストアは損傷を受けながらも、生き残ったヒュージがネストに戻って修復された個体であり、それを百由たちはレストアード、レストアと呼んでいたそうだ。 「何度かの戦闘を生き延びた手合いだから、手ごわいわよ」 百由は何度かの戦闘を生き延びた手合いで手ごわいと説明していた。夢結はまだ1人でジャンプなどをしながら、空飛ぶヒュージと戦い続けている。 「はぁ・・・・すごい・・・・夢結様」 梨璃は若干ため息をつき、空飛ぶヒュージと戦っている夢結がすごいと褒めた。 「じゃが、ちょっと危なっかしいのう」 「なまじテクニックが抜群だから、突っ込みすぎるのよね」 ミリアムは夢結1人で空飛ぶヒュージと戦うのはちょっと危険だと思っていた。百由は夢結がなまじテクニックが抜群であり、突っ込みすぎると説明している。 夢結はまだ1人で、空飛ぶヒュージの上に乗りながら戦い続けている。 「あれは・・・・」 夢結は空飛ぶヒュージが放った爆弾の球などを見つめている。爆弾の球が夢結のチャームに着弾して爆発し、夢結は爆風で吹っ飛ばされた。 「そろそろ引け!夢結!」 夢結の目の前にいる梅が叫んだ。チャームを持った梅は、戦うのを諦めて空飛ぶヒュージから離れるよう夢結に伝えるが、夢結は諦めずに引き続き、空飛ぶヒュージに立ち向かって戦った。 「あっ?」 「はあぁーっ!」 再度空飛ぶヒュージに立ち向かった夢結は諦めず、ヒュージの上にある岩をチャームで叩いてヒュージの上に乗る。 「えやぁっ!」 ヒュージが放った爆弾の球をチャームに乗せ、そのままヒュージに叩きつけた。空飛ぶヒュージは爆弾の球を乗せた夢結のチャームに叩きつけられて爆発し、ヒュージの上が爆発に巻き込まれてダメージを食らっている。 「チャームが・・・・」 「えっ!?」 「あれって?」 「こいつ、どれだけのリリィを」 空飛ぶヒュージの上が爆発に巻き込まれて火の海になっており、夢結はまだ火が付いていない場所に突っ立っており、夢結の周りには燃盛る炎に囲まれている。空飛ぶヒュージの上が爆発している様子を見た梅たちは、夢結のことを心配していた。 「くっ・・・・」 夢結は2年前の甲州撤退戦で、彼女自身のシュッツエンゲルを失ったことを思い出してしまう。 「マジか・・・・」 「ど・・・・どういうことですか?」 ミリアムは夢結が空飛ぶヒュージの上に突っ立っているのを目撃する。梨璃は夢結のチャームがどうなっているのか分からなくて百由に話してしまう。 「チャームはリリィにとって体の一部。それを手放すとしたら・・・・」 百由はチャームがリリィにとって体の一部で、もしそれを手放すとしたらと考えていた。 空飛ぶヒュージの上に突っ立っている夢結が甲州撤退戦において、夢結のシュッツエンゲルを失ったことを思い出したせいで、夢結の心が痛んで苦しんでいた。 「はっ・・・・!」 「もういい!下がれ夢結!」 梅は空飛ぶヒュージの上に乗って、夢結に肩を持つと夢結の目が突然赤く光るにらみを出し、梅は驚いて夢結から離れた。夢結は目からにらみを出して髪の毛が白くなり、夢結がまるで犬夜叉のような姿になっていた。 「ううぅぅっ・・・・うっ・・・・うわああぁぁーー・・・・!!」 「うわああああぁぁぁぁーーーー・・・・!!」 犬夜叉のような姿になった夢結は、2年前の甲州撤退戦で失った夢結のシュッツエンゲル・美鈴の事を思い出し、夢結は犬夜叉のような姿のまま心が痛み続け、雄叫び状態が続いていた。 「夢結様!」 「待って、雨嘉さん」 「え?」 「あれは・・・・」 「ルナティックトランサー・・・・」 楓たちは犬夜叉のような姿になった夢結がルナティックトランサーであることが明かされた。 「一度トランス状態に陥ったリリィは、理性を失い、敵味方の見境なく、マギが枯れ果てるまで破壊の限りを尽くす。夢結自身が封印したスキルよ」 「それが何でまた・・・・」 「主を失ったチャームの群れが、夢結に思い起こさせたのね」 百由によれば、一度ルナティックトランサー状態に陥ったリリィは理性を失い、敵味方の見境なくマギが枯れ果てるまで、破壊の限りを尽くすと説明し、夢結自身が封印したスキルだと説明しており、シュッツエンゲルを失ったチャームの群れが、夢結に思い起こさせたと百由は説明している。 「それって・・・・」 「夢結は中等部時代に、自分のシュッツエンゲルを亡くしてるの」 百由によると、夢結は中等部時代、自らのシュッツエンゲル・美鈴を亡くしており、その時に夢結はルナティックトランサーを発動していたことから、夢結に疑いがかけられたと説明している。 「その時に、ルナティックトランサーを発動していたことから、夢結に疑いがかけられたわ」 「そんな・・・・」 その事を聞いた梨璃はかなりショックを受けた。 「実際、遺体には夢結のチャームでついた刀傷もあったといわれているわ」 美鈴の遺体には実際、夢結のチャームでついた刀傷もあったと言われている。もし、甲州撤退戦で夢結のシュッツエンゲル・美鈴を失われなければ、夢結はルナティックトランサーを発動した際、犬夜叉のような姿にはならなかっただろう。 「結局、証拠不十分で疑いは晴れたけど、夢結自身記憶が曖昧な状態で、それからずっと、自分を苛み続けているの」 百由によると、結局証拠不十分で疑いは晴れたが、夢結自身の記憶が曖昧な状態で、それからずっと夢結自身を苛み続けていると説明している。 「・・・・私、行ってきます」 「ダメ!今の夢結は危険よ!」 梨璃はルナティックトランサー状態に陥った夢結のところへ行こうとしていた。しかし百由は、今の夢結は危険だと梨璃に警告している。 「私、夢結様のこと、少しだけ分かってきた気がします」 「それ、答えになってないわよ!」 「おーとっとぉー!」 梨璃は夢結のことを少しだけ分かってきた気がしたとして、百由の話を最後まで聞かずに行ってしまった。もし、ルナティックトランサー状態の夢結に近づけば、結局大変なことになるかもしれない・・・・。 「はぁ・・・・はぁ・・・・」 夢結はまだ犬夜叉のような姿であり、ルナティックトランサー状態に陥ったまま息切れをしている。 「夢結!」 「えっ・・・・?お姉様?お姉・・・・様・・・・?」 夢結が2年前の甲州撤退戦で、美鈴が夢結を庇って、ヒュージの攻撃で美鈴が亡くなった記憶がフラッシュバックし始めた。 「うぅぅぅぅっ・・・・!うっ・・・・」 美鈴を失った夢結は、心が痛んで悲しい気持ちになり、とても悔しがっていた。 「よ・・・・よくも・・・・お姉様を・・・・!」 心の痛みが続いている夢結は、美鈴を死なせた事についての怒りが込み上がって来た。 「夢結様あああぁぁぁーーー!!」 「わっ!あーっ・・・・」 梨璃は夢結の名を叫んでルナティックトランサー状態の夢結に近づこうとしていた。 「えやあぁーっ!!」 カチーン!! ルナティックトランサー状態の夢結は、自らのチャームで梨璃のチャームをぶつけていた。 「す・・・・すみません」 「見ないで・・・・」 「え・・・・?」 梨璃は自らのチャームが夢結のチャームにぶつけた影響で宙を浮いており、夢結は梨璃に自らの姿を見ないように言われたが、梨璃はルナティックトランサー状態の夢結の姿を見てしまい、吹っ飛ばされて梨璃の顔が楓の胸に突っ込んでしまった。 「うっ!」 「梨璃さん!何なさいますの!?」 「バカかお前は!」 梨璃は顔面が楓の胸に張り付いてしまい、梅は梨璃にお前呼ばわりをして叱っていた。 「私・・・・今、夢結様を感じました・・・・」 梨璃は夢結を感じたことを楓に報告したが、楓は「何をおっしゃいますの!?」と突っ込まれた。 「マギだわ。チャームを通じて、梨璃さんのマギと夢結のマギが触れ合って」 「そんなチャームの使い方、聞いたことありませんわ!」 「じゃがあり得るのう」 そこへ百由がやって来た。百由はチャームを通じ、梨璃のマギと夢結のマギが触れ合ったと言い出すが、楓はそんなチャームの使い方は聞いたことないと思っているが、ミリアムはあり得ると思っていた。 「私、前に夢結様に助けてもらったことがあるんです。今度は、私が夢結様を助けなくちゃ!」 梨璃は以前、夢結に助けてもらったことがあり、今度は梨璃が夢結を助けることを決意し、梨璃はジャンプして夢結のところへ向かった。 「正気か!お主!」 「あとでお背中流させていただきますわよ!」 「しょうがないなあ」 ミリアムは梨璃が正気かと思い込み、楓は後でお背中を流させていただく事を梨璃に告げ、梅は仕方なく梨璃の後を追うことになった。 「参りますか?雨嘉さん」 「う・・・・うん!」 神琳は雨嘉に参ることを伝えていた。 「私もチャーム持ってくればよかったかな?」 「わしも行けばいいんじゃろがー!」 百由もチャームを持ってくればよかったと思い込んでいるが、それを聞いたミリアムがワガママを言ってしまう。 梅は楓と共に、梨璃の様子を見張りにここへ来ており、梅はチャームで空飛ぶヒュージに向けて銃弾を打つ。 「夢結様!私に、身だしなみはいつでもきちんとしなさいって、言ってたじゃないですか!」 梨璃は夢結を助けるため、再びルナティックトランサー状態の夢結のところへやってくる。 「夢結様!私を見てください!」 「えーやぁっ!」 カキーン!! 夢結に自らの姿を見ようと告げた梨璃は、自らのチャームが再び夢結のチャームにぶつかり、ぶつかった2つのチャームの間にマギスフィアが出現。 「あれは?」 「マギスフィアですわ!」 ミリアムは既に梨璃の様子を見張りにここへ来ていた。楓はあの光の球がマギスフィアだと言い出した。 「がっかりしたでしょう、梨璃・・・・これが私よ。憎しみにのまれた、醜く浅ましいただの化物!」 「それでも!夢結様が私のお姉様です!」 夢結はがっかりしたことを梨璃に告白し、夢結は憎しみにのまれた醜く浅ましいただの化物だと主張している。 夢結に話をしている梨璃は、夢結が梨璃のお姉様だと言い出した。 「夢結様!」 梨璃はルナティックトランサー状態の夢結に抱きついた。 「梨璃・・・・」 夢結は梨璃に抱きつかれ、ルナティックトランサー状態から元の姿に戻った。 「飛ぶわよ・・・・梨璃」 「はい!お姉様!」 梨璃は夢結と共にジャンプをし、マギに乗りこんだ。梨璃は夢結の事をお姉様と呼ぶようになる。 「私達・・・・マギに乗ってる・・・・」 「梨璃、行くわよ。一緒に」 「はい!」 梨璃と夢結はマギの中に乗っており、2人は空飛ぶヒュージに目掛けてトドメを刺す。 「やああああああぁぁぁぁぁぁーーーーーーっ!」 「はああああぁぁぁぁーーーーっ!」 ドーン!!! 空飛ぶヒュージに目掛けてトドメを刺している梨璃と夢結は、マギの中で急降下し始め、急降下してきたマギは空飛ぶヒュージに突っ込み、ヒュージが爆発した。 「やったな・・・・夢結」 梅は夢結にヒュージを倒したことを褒めており、梨璃と夢結はマギの中で着陸しており、空飛ぶヒュージは急降下してきたマギに突っ込んで爆発し、バラバラで木っ端微塵になっている。 「ソメイヨシノが花を咲かせるには、冬の寒さが必要なの」 梨璃と夢結はヒュージによって亡くなられた方の墓がある墓地へ訪れた。夢結はソメイヨシノについて語っている。 「昔は春の訪れと共に咲いて、季節の変わり目を告げたというけれど、冬と春との境が曖昧になった今は、いつ咲いたらいいか、戸惑っているようね」 ソメイヨシノについて語っている夢結は、ソメイヨシノの花を咲かせるには冬の寒さが必要で、昔は春の訪れと共に咲いて、季節の変わり目を告げたというが、冬と春との境が曖昧になった今は、いつ咲いたらいいか戸惑っている。 夢結は当時のシュッツエンゲル・美鈴の肖像画を見つめていた。 「この方が、夢結様のシュッツエンゲル・・・・」 「そう・・・・私のお姉様・・・・」 梨璃は肖像画に映っている美鈴が、当時の夢結のシュッツエンゲルである事に気が付き、夢結は正直に答えた。 「川添・・・・美鈴様・・・・」 梨璃は隣に美鈴の墓があることに気づき、美鈴の墓には美鈴の名前があり、梨璃は美鈴の墓を見て美鈴の本名を言った。 墓地の前には楓、二水、梅の3人が墓地に突っ立っている梨璃と夢結を見つめていた。 そして2年前。中等部時代だった夢結はいつも窓で夜空の景色を見つめていた。そこで甲州撤退戦の時、ヒュージの攻撃で夢結は血まみれになり、美鈴も血まみれになっていた。 「夢結!まったく・・・・危なっかしいな・・・・夢結は・・・・」 「お姉・・・・様・・・・」 美鈴は夢結が甲州撤退戦の時に危なっかしい事をしたため、血まみれになった夢結を抱きついていた。 「やりすぎないで・・・・夢結のその力は・・・・夢結自身をも壊してしまうから・・・・」 美鈴は夢結にやりすぎないように告げ、夢結のその力が夢結自身まで壊してしまうからだと夢結に伝えていた。 「あ・・・・ああ・・・・」 「気にしないで、夢結・・・・これが・・・・僕と君の・・・・運命だから・・・・」 夢結は美鈴が言っているのを聞いてショックを受けた。美鈴はこれが彼女と夢結の運命だと言った。 「姉様・・・・」 「このチャーム・・・・僕が預かるよ」 「あ・・・・ああ・・・・」 美鈴は夢結をど突いて、夢結のチャームを借りてヒュージへ立ち向かった。だが、戦いの最中に夢結がヒュージに襲われそうになり、美鈴が夢結を庇い、美鈴が借りた夢結のチャームが地面に落ち、美鈴はヒュージに捕食されて戦死した。 夢結は美鈴がヒュージに捕食されているところを見て心が折れ、心が折れた夢結はだいぶショックを受けて涙ぐみ、悲しい気持ちや悔しい気持ちなどがいっぱいだった・・・・。 2年後。夢結は部屋の明かりを付けずに、涙ぐんだまま1人で窓から見える夜空の景色を見つめていた。 「ただいまー。また明かりもつけないで、目、悪くなっちゃうわよ」 部屋の明かりが付き、そこにいたのは生徒会を務めている夢結の同級生・秦祀で高校2年生だ。祀は夢結に暗い部屋で佇んだら目を悪くしてしまうと伝えた。 「今日は出動だったんですってね。お疲れさま」 「ありがとう祀さん」 祀は夢結が今日、出動だったのを知って夢結にあいさつをし、夢結はハンカチで涙を拭いて祀にお礼を言った。 「ええ、うまくやれたと思うわ」 「今・・・・ありがとうって言った?」 夢結は今日の出動がうまくやれたと思っている。祀はさっき夢結にお礼を言われたことに気付いていなかった。 「あはっ!もう一度言って!」 「何で?」 「だってー、こんなに素直な夢結さんなんていつ以来?」 「そんな・・・・いつもどおりでしょ」 夢結にお礼を言われたことに気付いていなかった祀は、夢結にもう一度お礼を言うように伝えたが、夢結は素直になって、そんなのいつもどおりだと言った。
https://w.atwiki.jp/para910/pages/143.html
お勧めの動画等ありましたら連絡お願いします。 トータルフットボールの申し子 [#uaeefa8b] 皇帝親政 [#h3f9af38] ナポリの王 [#n633b2b5] 汚されたトロフィー [#me2fda50] エル・ブランコの始まり [#m9ca93c5] 悲劇を乗り越えて [#i2007301] 黄金のカルテット [#s81b77ae] 政治とフットボール [#uf4f1c54] カルチョの10番 [#raf3268f] バッドボーイズ [#c146bda5] 東欧の盾と矛 [#k3ed0e4f] KING [#l1f2f931] 閂をつくる者たち [#g9c2585a] 将軍の系譜 [#v9cab4d2] パーフェクトレフティ [#s892b6ed] ドリームチーム [#d2a86c0a] ヴァイキングの血 [#a9803269] 光と影 [#c15af6a9] コメント [#p09b8913] トータルフットボールの申し子 73年、1人の名称と1人のカリスマに率いられたクラブは、激しいポジションチェンジと、 フィールド全体をワイドに使った流動的サッカーで3年連続ヨーロッパチャンピオンとなった。 ピッチに立つ選手全員が同じレベルの高い戦術眼と技術、スタミナをあわせ持たなければ成り立たない、 その華麗なサッカーは、今なお最高のフットボールとして称えられている。 当時も、そして今も、トータルフットボールは多くのサッカーファンを魅了し続けている。 選手名 実名 詳細 動画 グラーフ ヨハン・クライフ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) キースケンス ヨハン・ニースケンス Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) レップ ヨニー・レップ Wikipedia無し 動画へ飛ぶ(Youtube) エンセンブリーク ロブ・レンセンブリンク Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) 皇帝親政 強靭な肉体と比類なき精神力、完璧なテクニックとそれを活かす状況判断の正確さ。 後方からチームを統率をするその姿は、まさに皇帝と呼ぶにふさわしい存在であった。 サッカー選手として完璧なまでの能力を有する彼は、常にピッチ上の支配者として君臨し、 76年には3年連続ヨーロッパチャンピオンに輝き、皇帝の偉大さをヨーロッパ全土に知らしめることに成功する。 皇帝率いる完全無欠の集団は、まさに黄金時代と呼ぶにふさわしい風格を備えていた。 選手名 実名 詳細 動画 バウアー フランツ・ベッケンバウアー Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) G.ミューレン ゲルト・ミュラー Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) K.ルンゲ カール・ハインツ・ルンメニゲ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) シュベルケンバック ゲオルク・シュヴァルツェンベック Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) メイヤー ゼップ・マイヤー Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) ナポリの王 小柄な体でありながら左足から繰り広げられる数々の奇跡は、ナポリに住む人々を虜にした。 その類稀な才能から「神の子」と称された選手は、やがて「ナポリの王」と呼ばれるようになる。 その「ナポリの王」に、ブラジルからやってきた一人の騎士が従った時、その圧倒的な攻撃力は、 堅い守備を誇るイタリアのみならず、ヨーロッパ全てのクラブの城壁を打ち破る事に成功する。 89年、「ナポリの王」は「ヨーロッパの王」へと生まれ変わった。 選手名 実名 詳細 動画 D.マルドラド ディエゴ・マラドーナ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) カレーラ カレカ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) 汚されたトロフィー リーグを代表する名門クラブの攻撃と守備が高度に融合したなサッカーは、 国内リーグの連覇を成し遂げるだけにとどまらず、ヨーロッパの舞台で優勝の栄冠を得ること成功する。 だがリーグでの八百長事件の発覚により、優勝の歓喜を味わうことを許してはもらえなかった。 チャンピオンとしての権利を剥奪され、2部へ降格された名門クラブではあるが、 93年、決勝の舞台でみせたそのサッカーは、優勝に値する真実の輝きを放っていた。 選手名 実名 詳細 動画 デサビ マルセル・デサイー Wikipediaへ飛ぶ 動画無し デュジャルダン ディディエ・デシャン Wikipediaへ飛ぶ 動画無し ベレ アベディ・ペレ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) ボバシッチ アレン・ボクシッチ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) ヴァラー ルディ・フェラー Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) エル・ブランコの始まり アルゼンチン、フランス、ハンガリーを代表する偉大な選手を揃えたクラブは、 国内リーグで数多くの優勝を成し遂げるだけではなく、 56年から60年までの間、ヨーロッパチャンピオン5連覇の偉業を達成する。 優れた選手たちが繰り広げるサッカーは、文字通りヨーロッパナンバー1クラブとなった。 それは20世紀最強のクラブと言われた、エル・ブランコ(白い巨人)の伝説の始まりであった。 選手名 実名 詳細 動画 ディステファン アルフレッド・ディ・ステファノ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) コプ レイモン・コパ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) ブストス フェレンツ・プスカシュ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) 悲劇を乗り越えて 飛行機事故で尊敬すべき先輩と多くの仲間を失った彼は悲嘆にくれる。 しかしその飛行機事故から10年後の68年、サッカーの聖地でヨーロッパチャンピオンの座に輝いた。 長髪をなびかせながら華麗なステップで相手を抜きさる後に伝説となるドリブラーと、 「ジャックナイフ」と形容される卓越したヘディング技術を持つストライカーと共に。 しかし彼は祝勝会には出席せず、一人ホテルの自室で亡くなった仲間たちに優勝を報告するのだった。 選手名 実名 詳細 動画 チャールズ ボビー・チャールトン Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) ベルファスト ジョージ・ベスト Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) ラー デニス・ロー Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) 黄金のカルテット 華麗なテクニックと高い攻撃力が、今なお多くのサッカーファンを魅了するカルテット(4人組)。 優勝と言う結果こそ得られなかったが、このカルテットで構成される中盤は黄金に例えられる程の輝きを放ち、 その美しく攻撃的なサッカーは、多くのサッカーファンの記憶に残るチームとなった。 82年、スペインの地で散ったこのカルテットは、魅力的な攻撃サッカーをしたチームが勝つとは限らないという、 サッカーの持つ残酷な一面を知らしめる存在でもあった。 選手名 実名 詳細 動画 ジード ジーコ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) ソクラウス ソクラテス Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) ファルク パウロ・ロベルト・ファルカン Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) セレゾン トニーニョ・セレーゾ Wikipediaへ飛ぶ 動画無し 政治とフットボール 旧ユーゴスラビアを代表するテクニシャンでありファンタジスタ。 観た者に強烈な印象を与える個としての能力は、現代のプレイヤーと比較してもトップクラスの実力を誇る。 しかし、この4人が揃ってプレーした事は1度しかなく、輝きを放つこともなかった。 だが、政治、紛争、あまりにも過酷な状況下でプレーをする彼らは1人の人間として、 フットボールプレイヤーとしても最高の賛辞に値する事をわすれてはならない。 選手名 実名 詳細 動画 スコイトビッチ ドラガン・ストイコビッチ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) ラビチェビッチ デヤン・サビチェビッチ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) ボロン ズボニミール・ボバン Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) プロシキ ロベルト・プロシネチキ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) カルチョの10番 背番号10はファンタジスタの番号。様々な芸術をピッチに描き続けた彼らに相応しい番号。 観客から愛される番号。チームメイトから必要とされる番号。チーム、国を象徴する番号。 その中でもとびきりの彼らだからこそ10番がよく似合うのだ。 何故この国からファンタジスタが生まれるのだろうか?それは守備を重んじる国だからこそ、 それを打ち破るための方法としてファンタジーを持った選手が誕生するのではないだろうか。 選手名 実名 詳細 動画 ジャンベーラ ジャンニ・リベラ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) ロゼイ パオロ・ロッシ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) ロバート ロベルト・バッジョ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) バッドボーイズ 90年代を代表するブラジル人FWの中でもゴールへの嗅覚はピカイチ。 それに比例して素行の悪さも有名だ。ファンに殴りかかったり、勝手に帰国したりとやりたい放題。 しかし問題児としての振る舞いが許されるのはハイレベルなプレーによるゴール量産のたまものだから。 FWの一番重要な役割はゴールを奪うこと。その根底を強引にそして鮮烈に刻み込み続けたが、 故に彼らは記憶と記録に残り、ファンに愛されるスーパーストライカーなのだろう。 選手名 実名 詳細 動画 ロマーロ ロマーリオ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) エジノルド エジムンド Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) 東欧の盾と矛 冷静な判断力と恵まれた身体能力で守備陣をまとめる盾と、繊細だが天才的な閃きと 卓越したテクニックでゴールを導く魔法の左足を持つ矛。義兄弟でもあるこの盾と矛は 90年代のルーマニアを象徴する選手として、ナショナルチーム躍進の原動力になっただけではなく、 クラブチームにおいてもコンビを組みトルコの地に王冠を持ち帰る偉業を達成する。 その時、東欧の盾と矛はまさにルーマニアの英雄として並び立つのであった。 選手名 実名 詳細 動画 ポポスフ ゲオルゲ・ポペスク Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) ダジ ゲオルゲ・ハジ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) KING フィジカル、テクニック、ファンタジー、フットボールプレイヤーの能力だけでこの称号は得られない。 何よりも必要とされるものはスタジアム全体を包むほどのカリスマ。これに尽きるだろう。 王の定義とは国家、民族の長ということ。長、つまり頂点。全ての選手が認める存在。 フットボールにおいての頂点を極めることは無理に等しい。だがそれを成し遂げるほどの功績と カリスマを身に纏ったときこそ「KING」の称号を得られるのだ。 選手名 実名 詳細 動画 エレ ペレ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) 三原和義 三浦知良 Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) エスタシオ エウゼビオ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) カンター エリック・カントナ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) 閂をつくる者たち カテナチオという戦術を体現してきた者たち。 国、リーグのアイデンティティを貫いてきた守護者とも云えるだろう。特筆すべきは1人1人が コンスタントにパフォーマンスを発揮し続けたことと、それに伴うタイトルの数。この記録こそが 偉大なジョカトーレであることの証しとなっている。世界最高の守備戦術を築き上げゴールに鍵をかけた彼らを、 現代においても歴代で最高のゴールキーパー、ディフェンダーに推す声は途絶えることが無い。 選手名 実名 詳細 動画 バンチ フランコ・バレージ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) ドフ ディノ・ゾフ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) シレオ ガエターノ・シレア Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) ベルガミ ジュゼッペ・ベルゴミ Wikipediaへ飛ぶ 動画無し ゾンガ ワルテル・ゼンガ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) 将軍の系譜 人から人へのショートパスを回しながら華麗にゴールを陥れるフランス伝統シャンパンサッカーの 中心人物であったこの二人。ゲームメーカーとゴールゲッターの役割をハイクオリティで行い、 まるで予定調和のようなフリーキックを放つ初代将軍。試合の指揮を振るい、 ピッチでボールとワルツを踊りながら必殺のルーレットを仕掛ける2代目将軍。 はたして3代目の将軍、真の後継者は現れるのであろうか? 選手名 実名 詳細 動画 ミシェル ミシェル・プラティニ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) ディタン ジネディーヌ・ジダン Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) パーフェクトレフティ 左。誰もが憧れし天性の武器。レフティと才能の化学変化は味方に勝利を呼び込む天使となるとともに、 相手にとっては憎き悪魔となる。プレーのスタイルが異なるこの彼らには1つだけ共通点がある。 フリーキックだ。鋭く曲がり落ちることは勿論のこと、壁の間を抜く。ゴールの隅を狙う。 フリーキックだけでハットトリックを達成したこともある。 幾多の試合を黄金の一振りで幕を下ろしてきた彼らこそ、天才レフティの最高峰である。 選手名 実名 詳細 動画 リヴァウド リバウド Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) リベイロ ロベルト・リベリーノ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) ショーリー ジュゼッペ・シニョーリ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) ドリームチーム 世界のどんな監督でも、理想はボールを支配し相手チームよりも多くゴールを入れ、美しく魅せるフットボールを 求めるものであろう。90年代のカタルーニャにその理想のサッカーを実現した監督が現れる。 世界でもトップクラスの選手たちを率い、国内リーグの連覇を果たし、ヨーロッパチャンピオンの座にも輝いたのだ。 ただ、勝つだけでは許されない。美しく魅せ、そして勝つ。見る人を心から魅了したそんなチームを、 ファンのみならず人々はドリームチームと呼ぶのであった。 選手名 実名 詳細 動画 ガルディ ジョゼップ・グアルディオラ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) M.ニストロップ ミカエル・ラウドルップ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) ストニコフ フリスト・ストイチコフ Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) クルーマン ロナルド・クーマン Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) ヴァイキングの血 優秀な選手を輩出し続ける古豪の中でひときわ異彩を放ち、その才能は数々の勝利と栄光を呼び込んだ。 ある者は、手で扱っているようなボールコントロールと軽やかなステップ。 ある者は、尽きる事なきスタミナと上質なスピード。ある者は、無敵の空中戦と足元の繊細なポストプレー。 先人から脈々と受け継がれるヴァイキングの血は未だに途絶えることは無く、 世界一の座を射止める選手が現れるのもそう時間はかからないだろう。 選手名 実名 詳細 動画 ヘムロン クルト・ハムリン 個人のサイトへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) ブロマン トマス・ブロリン Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) K.アンデルセン ケネト・アンデション Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) 光と影 同時期に才能を煌かせた2人のゲームメイカー。1人は運動量豊富にピッチを走り、 的確に味方へパスを繋ぐ勤勉な芸術家。もう1人は1本のパスで局面を打開し、味方を使いゴールへ襲い掛かる賢人。 しかし晴れの舞台で2人の明暗が分かれる。芸術家には司令塔という栄光が、 そして賢人にはベンチという屈辱が待っていた。優勝という歓喜の裏に隠された2人の明暗。 この差は何が原因だったのだろうか? 選手名 実名 詳細 動画 ネットァー ギュンター・ネッツァー Wikipediaへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) ベラート ウォルフガング・オベラート 個人のサイトへ飛ぶ 動画へ飛ぶ(Youtube) コメント ファルカンの動画が削除されてます (T-T -- 報告ありがとうございます!差し替えておきました (^Q^ -- 見れなくなっていた動画を更新しました (^^) -- コメント
https://w.atwiki.jp/shuei/pages/189.html
ドイツ観念思想 ドイツ観念論 認識論的・思弁的・内省的・唯心論的哲学 ドイツ理想主義 人生論:倫理思想・世界観的 日常的・功利的現実価値ではなく、それを越える理想の実現 つまり人格価値に努力目標をおく立場(人格主義)⇔功利主義 エックハルト(神秘主義) → カント → フィヒテ・シェリング → ヘーゲル カント 認識論:人間は現世界にのみ生きる 人間の有限性 古き形而上学を否定 実践論:自由と道徳法則を自覚した人格の主体者 宗教・芸術論:最高善の境地を求めんとした ピエチスムスの母(敬虔主義)をもつカント 秩序と調和をもった宇宙の背後に創造者の意志・目的を認める 従来の合理論は自然を越えた形而上学の世界に超経験的な神の実在を云々していた → 合理論は独断論であった イギリス経験論での「経験は古い形而上学を否定する」という考え → ヒュームに至り認識は単なる主観的な観念 自然科学も形而上学も学の成立の根拠を疑われる 「真の認識の成立は、経験と理性(悟性)による」 「道徳的自由とは理性的存在者としての人間が、 一時の誘惑や感性に負けることなくそれに打ち勝って自ら従う自由のことである」 カントの感性 対象から刺激を受けて材料を提供する カントの悟性 感覚や経験によって与えられた材料を整理し、法則を与える 「概念なき直観は盲目であり、直観なき概念は空虚である」 カントの道徳法則 自然界に自然法則があるように、道徳に道徳法則があるべきと主張 人間の価値の根拠を「善なる意志」 善意志の発動=義務の声 善意志に基づいて義務からする行為が道徳 義務にかなった外面的な行為は非 無上命法 絶対無条件なものが真の道徳 「何をしたか」ではなく「いかにしたか」を問う 動機説(人格主義)⇔ 結果説(功利主義) カントの根拠論 「自由は道徳法則の存在根拠であり、道徳法則は自由の認識根拠である」 人間性の根拠に自律的自由 人間はお互いに尊敬し決して手段視してはならない 人格は「目的存在」であり「もの」の「価値」と異なり「尊厳」を有する → 理想の精神的共同体の構想 → 世界平和論『永久平和論』 → 国際連盟 フィヒテ 人間が人間であるための最高の徳は道徳的な努力であり、 最大の悪は現実の状態に満足するところの怠惰である カントの理性の代わりに自我をおき、非我を無限の努力によって克服しようとする 倫理的観念論と呼ばれる シェリング ドイツロマン主義 様々な対立する世相の根底に無差別同一性 (自己と他人・人間と自然・主観と客観など)「同一哲学」 絶対的なものは芸術的直観によって把握される 「絶対者は芸術的活動の中に自己を啓示し、あらゆる対立を越えたその根源を解き明かした」 へーゲル 弁証法:世界の根源である絶対的精神が自らに帰る過程を段階を経て認識する カントがプラトン的ならばへーゲルはアリストテレス的 「現に今あるものが正しい」 → 「世界史的個人」「理性の狡智」 国家論:市民社会は「欲望の体系」 法は「自由の実現」 家族 → 市民社会 → 国家 自由は国家において完全になる
https://w.atwiki.jp/nenohitohatiue/pages/1576.html
≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠ カード名 . ..: クエストリサーチ 理性 [探求]≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ レアリティ...: C≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ カードスキル : 技能で山札から引いた時Will+1/その一幕の自[探求]交戦中[AP+1](重複不可)。技能で計3枚以上引いたなら更に[AP+1](重複不可)≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ステータス. . : 対価 3 ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ フレーバー .: この依頼は楽勝だな――後に調査不足で騙される男≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠クエストリサーチ/理性/C/Cost 3/技能で山札から引いた時Will+1/その一幕の自[探求]交戦中[AP+1](重複不可)。技能で計3枚以上引いたなら更に[AP+1](重複不可)/[探求]/[][]C + 口上 暗中模索、愚かな所業。昼の内から働きな。―― 怠け者共ッ!顕現![クエストリサーチ]!byゴドー
https://w.atwiki.jp/nenohitohatiue/pages/1606.html
◇===================================== カード名 . ..: 電子解析崩壊 理性 [探求]≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ レアリティ...: UC≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ カードスキル : 山札が8枚未満 敵魂魄を記載RP1化/以上 2枚引きWill+1≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ステータス. . : 対価 6 SP:2 [響銘(2)]≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ フレーバー .: 曖昧な形に、確かな命とその終焉を――或る電子の娘=====================================◇電子解析崩壊/理性/R/Cost 6/SP 2/山札が8枚未満 敵魂魄を記載RP1化/以上 2枚引きWill+1/[探求]/[響銘(2)][]UC
https://w.atwiki.jp/mh_rifujin/pages/570.html
Q: 25 :ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン:2008/01/10(木) 10 20 10 ID k0p7vxYW 地上に落下したガブラスが再び立ち上がって飛ぶ際、ガブラスは生意気にも あの細い足で立ち上がっているの、でガブラスの体重は見た目よりもかなり軽い と思うのに、ガブラスの滑空直撃如きで吹っ飛んでしまうハンターが理不尽です。 A: 26 :ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン:2008/01/10(木) 10 27 49 ID WxnOc8Ak 25 あれはガブラスの質量でぶっ飛んでいるのではなく ガブラスのソニックブームでぶっ飛んでます 27 :ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン:2008/01/10(木) 16 25 40 ID BkKPXumN あほうどりという鳥がいる。 あほうどりは、自分の身体がデカすぎて、 海風に向かい、斜面を助走してやっと飛び上がれる。 ミスったら、斜面をテクテク上っていく。せつねー 人間を基準に比較した場合、あほうどりより遥かに大きく、 羽毛すら持たないガブラスが、垂直離陸をいとも簡単に行う。 理由を考えるに‥‥ ① 重力遮断装置的な物を付けている。 ②羽毛より軽く、鉄よりも丈夫な物質で出来た骨や皮で出来ている ③実はとても小さい。 28 :ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン:2008/01/10(木) 16 33 23 ID BkKPXumN まず①、 重力遮断装置的な物を付けているのなら ハンター吹き飛ばし装置的な物を付けていてもなんら不思議ではない。 ②羽毛より軽く鉄よりも丈夫な、そんなオリハルコン素材なら ハンターくらい楽々吹き飛ばしてもなんら不思議ではない。 ③大きさを当て嵌めてみる。 ハンター →ダンゴ虫~カマドウマくらいとして ガブラス →ゴキブリ 色や艶、飛ぶのが下手クソなのもゴキブリっぽい アプトノス→カブトムシ(♀) レウス →オニヤンマ ラオ →イグアナ こんな感じかな ゴキブリがダンゴ虫をすっ飛ばしてもなんら不思議ではないかと。 29 :ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン:2008/01/10(木) 17 07 32 ID n+SYxBra 確か、過去スレでもMHの不自然な力学を説明するのに、 実はミニマムな世界ってのは何度か出てた気がする。 30 :ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン:2008/01/10(木) 17 25 05 ID w6cxwIxT 重力があんまりないのかもな 大剣で切り上げたときもフワッって感じでとぶし 31 :ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン:2008/01/11(金) 01 04 07 ID 6OC9Y1FO 重力が小さいっていうのは、高所からハンターが落下して平気だったり、 モンスターが巨大化した理由の説明もつけられて一石二鳥なんだよな。 591 :ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン:2008/02/09(土) 03 05 20 ID 5Zrkb4km すごい遅レスですが、突っ込みどころがあったのでいいます 27 まず、見るからにガブラスは、プテラノドンのような生物です これを見るからに彼らは鳥類の仲間だと思われます 鳥類の仲間は骨が空洞になっており、空気を取り込む事によって飛んでいます 羽毛は鳥類の特徴ですが、はぐと骨だけになってしまう為と体温調節の為だけです 飛ぶための工夫ではありません また、彼らは蛇のうろこのような肌ですから、それなりに重量があると思います ですからちょっとスピードが出てるだけでも人間など吹っ飛ばされてしまいます ttp //iojisan.cool.ne.jp/ihan/s_energy.htm 衝撃力についてはこれを参考にしてみてください 593 :ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン:2008/02/09(土) 05 22 54 ID 0xOFk5sK まず、見るからにガブラスは、プテラノドンのような生物です これを見るからに彼らは鳥類の仲間だと思われます プテラノドンは鳥類でも恐竜でもないのに理不尽です ガブラス
https://w.atwiki.jp/logef/pages/24.html
1929- 西ドイツの哲学者,社会学者。フランクフルト大学,マックス・プランク研究所を経て,再びフランクフルト大学教授。フランクフルト学派の第二世代の旗手と目されており,マルクスの「経済学批判」の精神を受け継ぎながら,後期資本主義という変化した社会状況の下で,実践的な企図をもつ社会理論の構築に努めている。実証主義,解釈学,システム理論などとの対決の中でその批判理論を展開してきているが,議論を貫いているのは初期市民社会の公共性をモデルとする「コミュニケーション的合理性」の基礎づけである。合理化を自然と人間に対する支配と操作の能力の拡大としてのみ捉える「道具的理性」の立場に反対し,支配や強制のないコミュニケーション関係の拡張として捉える「包括的な合理性」の観点から,理性的なコンセンサスに基づく社会関係の樹立を構想している。最近では日常的な発話行為を可能にする超越論的条件の再構成という言語論的アプローチによって,ドグマ的な規範主義や非合理的な基礎づけの可能性を探る一方,ポスト・モダン論との間に「近代」の性格づけをめぐって活発な論争を展開している。主著: Strukturwandel der Öffentlichkeit, 1962(細谷貞雄訳『公共性の構造転換』未来社,1973)。 cf. L Espace public 20060421 Toshio O. / L espace, p.10
https://w.atwiki.jp/vocaloidchly/pages/3091.html
作詞:満足P 作曲:満足P 編曲:満足P 歌:初音ミク 翻譯:pumyau 說話了了了了了了了了!!! The fellows did come with Insanity. This joy will get you Frantic. Can you listen? The cry of this. You'll want it. (快樂兒童餐!) 精神的崩壞 無法壓抑的自我 感情的狂奔 理性的滅絕 被驚愕之浪所吞噬 視線飄向他方 狂喜的嘶喊滿溢而出 現在馬上 因高響的鼓動而漸漸瘋狂 簡直像被什麼東西所附了身 惡魔的誘惑 理性 潰散 被驚愕之浪所吞噬 視線飄向他方 只要碰觸那你也會了解的 來吧就是現在 i'm lovin' it 梗源是下面這個麥當勞的快樂兒童餐廣告。 幹整個就太可怕了啊
https://w.atwiki.jp/001exe/pages/12.html
悪の組織など敵になりうる団体 箱舟選民委員会(仮称) 【組織の活動理念、最終目的】 箱舟計画 荒廃した星からの脱出 空への移住を余儀なくされたが浮遊大陸もなんか問題があるってことで 【どんな活動(悪行)をしているか】 特に悪ってことはしてないが民の選別 【組織の構成員について】 上院・下院・元老院? カルト教団(仮称) 【組織の活動理念】 「ヒトが長い歴史の中で築いてきた倫理観は 理性による抑圧を善とし、本能から来る欲求を悪としている。 本質的に理性は本能に従属するものであるからして、 これは人類が自らを悪と貶める間違った倫理だ。 このパラドックスはヒトの手によって正されねばならない」 つまるところ、人類は衝動を抑制してはならず 欲望に正直であるべきだとする狂信的集団。 【最終目的】 既存の倫理観の破壊、 および三大欲求の抑制を必要としない世界を作るための技術の確立。 【どんな活動(悪行)をしているか】 信者洗脳、「理性の侵略への反抗」と称した非人間的な儀式の数々、 兵器密造、密売etc 【組織の構成員について】 組織の中核は、危険な思想によって 公的機関や民間企業から追放された科学者たちを 教祖が束ねる形で構成されている。 組織の下部、構成員の大多数を占める 「一般人から集めた信者たち」には 戦闘要員となる者も含まれている。 いくつかの部門が分かれており、それぞれ 『探究心の使者』=科学的な研究事業を進める部門。 武器開発も手がける。 『啓蒙の使者』=各国政府の目をかいくぐって信者を増やす部門。 ビラ撒き、集会、個人勧誘など手は多彩。 『闘争本能の使者』=違法技術を駆使した強力な武装で 実働部隊の役割を果たす武力行使部門。 『涜神の使者』=世間では口にすることさえ憚られるような議題を、 既存の倫理観を排除して話し合うための特殊部門。 教祖が直轄し、構成員の情報は教団のうちでも一握りしか知らない。
https://w.atwiki.jp/foresanc/pages/57.html
VSレーテー 白猫の狂想曲(ラプソディア) 巷を騒がせる「白い悪魔猟奇殺人事件」。 それは一行の仲間、ナームグァン・ムルバヨンが引き起こしている事件だった。 カルネアによると、ナームを始めとするステルディアの獣人たちには本能が爆発するいわば「衝動」があり、それはどのような形で現れるかは個々によるが、ナームの場合は「破壊」らしい。 そしてそれは理性で普段は抑えられるものであったが、何の理由でかナームは「理性の箍が外れてしまった」ということだ。 そしてもうひとつ、事件を引き起こすナームの傍らには黒髪の少女が憑いているという目撃情報があがっていた。その少女の名前は「レテ」。 そこでムーサは目をつける。 忘却の力を司る「レーテー」という神札の存在があり、ナームは「理性」を忘れられているのではないかと。レーテーの性格ならば在り得ないことではないと。 とにかく、神札が関わってるにしろそうでないしろ、何時までもナームを・・・事件を放っておくわけにはいかない。 そうして一行のもとに「白い悪魔討伐」の任務が舞い込んできた。 「ナーム!神札レーテー!オレはここだ!ヘレネス・ブックの所有者はここにいる!!」 ナームの目撃情報があったその場所、任務先に無理やりついてきた一般人、希鳥が高々と声をあげた。 普段はへたれでよわきでおどおどしてて頼りない彼のその姿に、一行は目を見開く。 するとすぐに一陣の風が吹き、ナームが現れた。 その傍らには神札レーテー。 「・・・こわして、いいよね?人質クン」 血のように真っ赤な目を希鳥にむけ、飛び掛るナーム。それを皮切に、戦闘が始まった。 血のにおいをかぎつけた魔物。レーテー以外の神札ヘカテー。そしてレーテーとナーム。任務を全うしようとする者。ナームをあくまで護ろうとする者。 血が踊る。風が舞う。剣戟が奏でるは狂想曲(ラプソディア)。 しかし終わらぬ舞台はない。ナームが倒れ、レーテーが封印されたとき、狂想曲(ラプソディア)はとうとうフィナーレを迎えた。 レーテーは自身の封印者である希鳥に、こう願う。ナームの破壊衝動をその力で忘れさせ続けて欲しい、と。 ナームは破壊衝動を抑え続けることに疲れていた。だからレーテーは理性を忘れさせてやり、本能のままに生きさせてやることにした。それが本人のためだと思ったからだ。 その言葉を聞き、希鳥は血まみれで横たわるナームのもとへ行く。 呆然とする彼の瞳はいつものアメジスト色に戻っており、涙がとめどなくあふれていた。 その弱弱しい彼の頬を、涙を掬うようにそっと撫でてやる。すると希鳥とナームの間に力が流れ、ナームの破壊衝動を流した。 久々に心の水面が穏やかになったナームは、そっと目を閉じる。そして傭兵たちに保護されていった。その様子を見送る希鳥。 (・・・解ってしまった。) ナームが一番壊したがっていたのは、紛れも無い自分だったのだ。理由は解らないけれど、それはきっと自分の責任。 決してそうではない、と誰が彼に言えただろうか。 彼らの心中は彼らにしか知りえないものなのだから。 そうして、希鳥は人知れず姿を消した。時間が欲しかった。